大日月地神示【前巻】

大本神諭と日月神示の文体は明らかに同じ神が語っていると分かりますが、こちらは文体も、語る内容も『？？？』です。日月神示に書かれていることのうち、誰が読んでも分かるような当たり障りのない部分だけを延々と繰り返しているだけで、神の仕組んだ奥義と思えるような箇所は皆無です。それに、日月神示では身魂を磨くことよりも神を祀ること、そしてそのための神業（これは一般読者ではなく岡本天明らへの指示でしたが）の方が重要だと説かれていることは、丁寧に読めば分かること。日月神示から数十年経って、もしこれがその未だ降ろされざる残りの巻なのであれば、いまこの時代（おそらく大峠目前）に行われるべき神祀りこそが、まず優先して語られているはず。こちらにはそれがないので、そこだけを取ってもこんなものがわざわざ神から降ろされる理由が見当たらない。また、神がこの著者である方のことを、昔は王であったなどと述べていますが、仮に王であったことが本当であったとしても、神がそのようなことを当人に明かすことは、それが高級霊ならば絶対にあり得ないことです。普通の本であればただの批判で終わりたいところですが、内容が内容なので、この騙りの報いを受けるのは著者ただ一人であるべきと思い、絶対に読むべきではないと、あえて伝えたい。